La Folia Online Music Review
評論家:マイク・シルバートン氏
RR-777 詳細レビュー 2012年11月

原文はこちらからご覧下さい。


私がStereo Times.comを離れた時、長期貸出ししてもらっていたStein Music機器のあれこれを返却する義務があった。それらの機器は4台の台付H2 HarmonizerとMagic Blue Diamonds、Magic Diamonds、そしてMagic Stonesだった。(視聴室にちらばっている、それらの<魔法の>がらくたはハーモナイザー の増進器の役目をすると言われている。これらの機器の名前に関しては責任を負えない。私の報告に関してはStereo Times.comを見てほしい)

Stein Musicの機器を使用するずっと以前には、大変効果的ではあるが、とてもわかりにくい機器である「RR-77 超低周波発生装置」をずっと使っていた。またの名を「シューマン共鳴発生装置」と言って、Acoustic Revive(訳注:関口機械販売株式会社)の中心人物である、石黒謙によって生み出された。(シューマン共鳴は、地球の磁場の中で起きる世界的事象であり、その存在を主張したドイツ人物理学者の名前にちなんで命名された。ウィキペディアに詳しく説明が載っている。)

RR-77の効果に関してのテストは簡単であった。この機器のスイッチをただ切ってみた。この機器がないと、やや低下したサウンドフィールドの、響きと質感が少し失われた。音の表現は使った時よりも生き生きしていなかった。RR-77を愛するハイファイ愛好家は私だけではなく、大勢いた。私と同類の人達がやったように、私も提供された電源装置を、台湾のオーディオ機器メーカーのKing Rexのもっと頑丈で直線的な電源装置と取り換えた。


概して私はStein Musicの機器とRR-77を満足して使っていた。はっきりとは言えないが、何カ月か前に石黒謙はRR-77をRR-777に置き替えたが、私の日本の窓口であるホンタニヨシによれば、RR-777はRR-77の4倍の強さの周波を生みだし、床のノイズはより低くなるとのことである。(誤解を与えないように言っておくが、RR-77もRR-777もそれ自体では音は出さない。周波は電気的なものである。ただの推測だが、床のノイズが低い方が、きれいな周波が出ると思う) Stereo Times.comでRR-777に関して書いた時、私は新しい機器の能力に関してヨシさんの 言葉を借りつつ、新しいものは更に能力が高くなりそうだと同意した。今の感想としては、もっと褒めさせてほしい。


私はStein Music の機器をいやいやながら手放した。喪失感は長くは続かなかった。ハーモナイザーのスイッチを切り、DiamondsとStonesと共に部屋から撤去してRR-77とその後継機器の違いを聞くことに、もっと時間をかけるべきであったと、心に決めたのだった。RR-777はそれ単独で、はっとするような喜びをもたらす。部屋の隅の書棚の上の高い位置に置かれた、この小さな目立たない箱は、驚異を成し遂げる。それは、非常に広がりがあり、さらに生演奏に近似で、さらに豊かに恵まれたサウンドフィールドである。上手く録音された弦楽四重奏の楽団がまるで部屋の中にいるようであり、ピアノの場合も同様である。良い室内楽、ジャズ、そしてもっと大きな規模の作品も同様に豊かなインパクトと細部に恵まれる。RR-777はゴリアテの中のダビデである。


私のオーディオに対する興味は、中断がありつつ、モノ録音の時代に始まった。以来、これらの心を惹きつける周波発生機器のように、ひとつだけで機能する機器で、こんなに効果的で、正直言ってこんなに神秘的な機器に巡り合ったことはない。 ヨシさんは最近のeメールで、追記の形で、RR-777の生産が注文に追い付かないと述べている。何の不思議もない。